明るく開放的な吹き抜けのある住まい

吹き抜けのある住まいは、空間が縦に広がり解放感があります。上部に窓を設けることで光を部屋全体に取り込むことができ、空気の循環も良いので、明るく風通しの良い家になります。
また、吹き抜けだからこそできる照明計画やインテリア計画を取り入れる事で、快適でおしゃれな家が出来上がります。
理想の暮らしを実現するための優先順位を考え、吹き抜けのメリットとデメリットを検討して、ライフスタイルに合った住まいを見つけましょう。

リビングに吹き抜けを採用すれば家全体に繋がりができ、家族のコミュニケーションも円滑になります。
吹き抜けと相性の良いリビング階段を設置する事で、二階にいる家族の気配を感じられたり、二階の個室に窓を付ける事で一階の家族と会話することもできます。
帰宅した家族が二階に上がる時、リビング階段を使う事で家族と顔を合わせられるのも良い点です。

吹き抜けを採用する事で二階の面積が狭くなりがちですが、リビング階段と合わせてスキップフロアを採用するなど、スペースを確保する工夫をしてみましょう。
階段の先にある廊下をスタディスペースにしたり、セカンドリビングとして使うのも良いでしょう。

暗くなりがちな玄関に吹き抜けを採用する事も効果的です。
高い位置に窓を設置する事で光が降り注ぐ吹き抜けは、住まいの顔として来客を迎え入れる場所に最適です。
吹き抜けの天井からペンダントライトを吊るしたり、採光を生かしてグリーンを飾ったり、開放的な空間だからこそできるインテリアを楽しみましょう。

吹き抜けの天井の高さを生かしてシーリングファンを取り付ける事もできます。室内の空気を循環でき、エアコンと合わせて使うと効率的なので、光熱費が気になる吹き抜けのある住まいにも最適です。
機能性はもちろんですが、リゾート感のあるデザインはインテリアとしても室内の雰囲気を盛り上げてくれます。

梁のある吹き抜けの場合は、梁を生かした照明計画で光の演出を楽しんでみましょう。
梁の下部にダクトレールを設置して、スポットライトやペンダントライトを取り付ければ、照明の数や配置の変更も簡単に行えます。部屋全体を照らすより、必要な個所を照らすように計画すると良いでしょう。

梁がない場合には、照明付きのシーリングファンを取り付ける事もできます。
電動昇降機を付ければ、高い位置に取り付けたシーリングファンでも電球交換やお手入れが楽にできます。

吹き抜けは一階と二階を連続させる事で空間に広がりを持たせ、窓を取り付けることで光を取り入れたり風通しを良くしたりと様々な良い効果があります。
リビングや玄関、階段などそれぞれの暮らし方に合った場所に吹き抜けを採用してみましょう。窮屈に感じていたスペースが開放的な空間になります。
吹き抜けを作る事により、部屋数や収納スペースが狭くなってしまったり、光熱費がかさむ可能性がある事など、デメリットの部分も良く検討してみると良いでしょう。
広々とした吹き抜けのある住まいで、明るく風通しの良い暮らしを実現しましょう。