ロールスクリーンを取り入れた快適な住まい

ロールスクリーンはフラットな一枚布でできており、カーテンのようにヒダがないので、スッキリとした窓辺を演出できます。上下開閉なので、日差しを遮るために半分だけ開けるなど、明るさの調整にも便利です。
閉じたときにフラットな平面になる為もたつきがなく、スリット窓など幅の狭い窓にも最適です。閉めた状態でも開けた状態でもかさばらないので、部屋の間仕切りや収納の目隠しなどにも使えます。

ロールスクリーンには豊富なカラーや様々なデザインがあります。壁と同色を選べば部屋のベースカラーに溶け込み、空間を広く見せる事ができるでしょう。
ポイントカラーとしてお気に入りの色をスクリーンで取り入れると、インテリアのアクセントになります。北欧柄などデザイン性のあるスクリーンを取り入れて、絵画を飾るように楽しんでみるのも良いでしょう。
また、麻や自然素材を使った和室などに合うロールスクリーンもあり、インテリアに合わせて部屋の雰囲気を盛り上げてくれます。

機能性に優れたロールスクリーンを採用してみるのも良いでしょう。遮光性に優れた生地なら寝室に、撥水加工や防カビ加工の施された生地はバスルームに使うなど、それぞれの場所に適したロールスクリーンを選ぶ事ができます。
油汚れなどが気になるキッチンには、水拭きができるロールスクリーンを選ぶと良いでしょう。窓を汚れから守りながら、柔らかい光を取り込んでくれます。

ロールスクリーンは窓辺以外の場所にも活用できます。洗濯機や靴箱など生活感のある場所を隠したり、部屋を緩やかにゾーニングしたりと、室内のいたるところで活躍してくれます。
冷暖房効率をアップさせるために、リビング内にある階段に取り付けるのも良いアイデアです。エアコンの暖気や冷気が逃げるのを防ぐ効果があり、扉を付けるよりも圧迫感がないでしょう。

基本的にロールスクリーンの取り付けには工事が必要で、壁に穴をあけることになりますが、カーテンレールに設置したり、テンションバーで取り付ける事も可能です。
賃貸物件や穴をあけたくない場合などに、工事不要のロールスクリーンを検討してみるのも良いでしょう。

ウィンドウトリートメントとしてロールスクリーンを採用すれば、スッキリとしたスタイリッシュな空間が実現できます。機能性とデザイン性を兼ね備えており、住まいの様々な場所に適応します。リビングをモダンな印象に仕上げたり、子ども部屋を可愛らしいデザインで彩ったり、インテリアの一つとして楽しんでみましょう。
上下に開閉するため出入りの多い掃出し窓に適していなかったり、両端に隙間ができてしまったりとデメリットもあるので、設置する場所によってはロールスクリーンが不向きな場合もあります。操作方法もいくつか種類があり、子どもが触ると危険な場合もあるので、家族構成などを考慮して検討する事をおすすめします。
ロールスクリーンを上手に使って、快適でおしゃれな住まいを手に入れましょう。