2階リビングってどう?メリット・デメリットを解説
狭小の土地や、北側道路の敷地では、2階リビングを建築会社からすすめられることがあります。
日本の住宅では、1階リビングの家がほとんどで、2階リビングの間取りは見慣れない方も多いことでしょう。
「2階リビングは不便?」
「2階リビングってメリットはあるの?」
といった疑問も湧いてくるかもしれません。
そこで今回の記事では、2階リビングのメリットとデメリットを解説していきます。
2階リビングのメリット
2階リビングの一番のメリットは、プライベート感のあるリビングが作れることです。
隣の敷地に建物を建てられても、日当たりを確保しやすいでしょう。
また、2階リビングはバルコニーとの相性も良く、眺めの良いリビングが作りやすいのも特長です。
2階に水回りがあると、洗面室から洗濯物を持ち運びやすく、バルコニーに干すまでの動線も短くなります。
また、天井部分を利用して2階を勾配天井にする、ロフトを作るなどのアクセントの効いた設計がしやすくなります。
1階に広い空間のLDKを作らず、寝室や子供部屋などの個室を作るため、柱や壁が多くなり耐震性が高まるというのも見逃せないメリットです。
2階リビングのデメリット
一方で2階リビングにはデメリットもあります。
夏は熱がこもりやすいため、屋根の断熱材を厚くするなど遮熱対策が必要です。南北に窓を配置するなど、風通しは確保したほうが良いでしょう。
1階に子供部屋を配置する場合が多いので、リビングを通らなくても個室に行けてしまうのはデメリットです。
また、2階のキッチンまで、水やお米といった重い荷物を運びづらいと感じる方もいます。
歳を重ねたとき2階までの上り下りが不安だという方は、ホームエレベーターや椅子型の昇降機をリフォームで取り付けられるよう、事前に階段幅を広くするなどの工夫をしておくと良いでしょう。
また、くつろぎの空間であるリビングと庭が遠くなります。家庭菜園で庭を有効活用したい方など、庭への出入りを重視する方には好まれないことが多いでしょう。
まとめ
2階リビングの間取りは、以下のメリット・デメリットがあります。
2階リビングのメリット
- プライベート感のあるリビングが作れる
- バルコニーとの相性が良い
- リビングの眺めが良くなる
- 高い天井が作りやすい
- 耐震性が高まる
- ロフトとの相性が良い
2階リビングのデメリット
- 夏は暑くなりやすい
- リビングを通らなくても個室に行けてしまう
- 重い荷物をリビングに運びづらい
- 歳を重ねたときの不安がある
- 庭が遠くなる
2階リビングのデメリットには建築の仕様で解決できるものも多くあります。
人の目を気にせず暮らせる、明るいリビングにしたい方にはおすすめの間取りです。
ぜひ検討してみてください。