ソファのレイアウトにこだわったお部屋づくり

インテリアの中でも、コーディネートの主役になり得るソファは、サイズやデザインだけでなく、レイアウトの仕方によってもお部屋の雰囲気や暮らしやすさが変わります。動線を邪魔しない事はもちろん、それぞれの暮らしや間取りに合わせて適切な場所にソファを配置すれば、見た目にもバランスの良い、過ごしやすい空間がつくれます。

ソファをコーディネートする際に最も多く採用されているのは、壁付けにするレイアウトです。特にサイズの大きなソファやハイバックのソファを取り入れる場合には、壁付けにする事で部屋の圧迫感が軽減できるため、広々とした空間がつくり出せます。ソファを壁際に寄せてスペースを広く使えるように工夫すれば、コンパクトなお部屋でも動線が確保しやすくなります。

リビングとダイニングの間など、スペースを仕切るようにソファを配置すれば、部屋のゾーニングに役立てられます。家具を使って部屋を分ける方法は、空間をゆるやかに仕切れるため、壁や扉を使って間仕切りをつくるよりも圧迫感が抑えられます。ソファによって分けられた室内には、メリハリがありながらも程よい開放感が生まれ、家族がそれぞれの時間を落ち着いて楽しめる空間がつくれます。背もたれの高さや背面のデザインにこだわってソファを選んでおけば、部屋の中央に置いても窮屈な印象にならず、コーディネートの幅も広がります。

カフェのようなおしゃれな雰囲気が楽しめるソファダイニングは、リビングとダイニングが兼用できるインテリアスタイルです。ソファをダイニングテーブルに組み合わせるコーディネートは、スペースの節約に繋がるため、コンパクトなお部屋に適したレイアウトと言えます。ソファダイニングは食卓でリビングのようにくつろげるので、食後もリラックスした姿勢でゆっくりと過ごしたい方におすすめです。

レイアウトの自由度が高い1人掛けソファは、実用的でありながらハイセンスなコーディネートが叶えられるアイテムです。大きいサイズのソファと組み合わせたり、特等席のように単体でレイアウトするなど、暮らしやスペースに合わせて様々な使い方ができます。大型のソファよりも移動させやすいため、模様替えも手軽に行えます。

くつろぎ空間に欠かせないソファは、レイアウト次第でお部屋の印象が変わるだけでなく、暮らしやすさにも影響を与えます。住まいのインテリアコーディネートでは、家具のサイズやデザインはもちろん、レイアウトにもこだわりながらお部屋づくりを進める事で、理想的な暮らしが手に入れられます。