バーチカルブラインド(縦型ブラインド)でつくる住まいのインテリア
住まいのインテリアを考える時、家具のデザインや配置と共にカーテンの選定はとても重要です。特に面積の大きい窓を覆う場合は部屋全体のイメージを左右します。
インテリアに欠かせないカーテンですが、窓周りを飾るウィンドウトリートメントにはカーテン以外にも機能的でデザイン性に優れた様々な種類があります。
小さな窓から大きい窓までスッキリと仕上げてくれるブラインド、カラーやデザインが豊富なロールスクリーン、和室もモダンに仕上げてくれるプリーツスクリーンなど暮らし方や部屋のイメージに合わせてコーディネートが可能です。
その中でもスタイリッシュでモダンなインテリアにおすすめなのがバーチカルブラインド(縦型ブラインド)です。
オフィスや病院などで見かけることが多い縦型のブラインドですが、住宅用としてもとても優秀です。
特に大きな窓に適しておりシャープな印象に仕上げてくれます。ベランダなどへ続く出入りの多い窓でも、通る分だけ開けられて便利な上に横型ブラインドと違って埃が溜まりにくくお手入れがしやすいというメリットもあります。
ルーバー(羽根部)の角度を変えるだけで外からの視線をカットしたり、光の量を調節したりできるので、カーテンでいうところのドレープとレースのような役割を一台で果たしてくれます。
エアコンの風などでルーバーのばたつきが気になる方はルーバーを安定させるウエイトを付けたり、ルーバーの裾の部分をコードで繋ぐボトムコードを取り付けることも可能です。小さいお子様やペットがいてコードに絡まることが心配な場合にはボトムコードは付けないほうが安心かもしれません。
またルーバーの操作方法もコード式やバトン式など数種類から選べるので、窓の使用頻度、大きさや高さなどに合わせて選択すれば住み始めても快適に使用できます。
カーテンには劣りますがデザインやカラー、素材も様々な種類があります。布製のブラインドならウォッシャブルタイプもあり、カーテン感覚でお手入れが可能です。
ルーバーのカラーをミックスさせたり、柄の入ったルーバーをワンポイントでいれるなどアクセントをつけることもできるので、個性を生かしたコーディネートが楽しめます。また贅沢な空間を演出できる木製のブラインドや、ルーバーを曲線にカットしたデザイン性の高いブラインドもあります。
取り付け位置によっても部屋の印象は変わります。正面付けなら丈が短くて済むのでブラインド自体の価格は抑えられますが、天井付けにすれば高さが強調されて部屋が広く見えます。
またルーバーの幅にも様々な種類があり、寝室など光が漏れるのを抑えプライバシーを守りたい空間ではルーバーの幅を太く、重なり幅を大きくすれば快適に過ごせます。
ルーバーの幅を太くすれば遮熱効果も高まります。反対に光を取り込みたい開放的な空間ではルーバーの幅を細くすれば軽やかな印象に仕上がります。
ウィンドウトリートメントと言えばカーテンが思い浮かぶかもしれませんが、ブラインドやロールスクリーン、プリーツスクリーンなど部屋のイメージや過ごし方に合わせて検討してみてください。カーテンでは実現できなかった新しいコーディネートに出会えるかもしれません。
窓辺のインテリアコーディネートの幅を広げて理想の住まいを手に入れましょう。