暮らしに合ったダイニングテーブルでつくる食卓

天板の形や脚のデザインなど、豊富な種類があるダイニングテーブル。

暮らしには欠かせないインテリアの一つですが、使う人数や生活スタイルなどを考慮してそれぞれの暮らしに合わせて選びたいものです。ダイニングテーブルはそれなりに大きさがあるので、形や素材によって部屋全体のインテリアにも影響してきます。

ダイニングテーブルの中で最もスタンダードな形が長方形です。

日本の住宅に適応しやすく、壁付もできるのでレイアウトがしやすいでしょう。サイズ展開も豊富で、天板を広く使うことができます。使用人数が少ない場合には正方形のコンパクトなテーブルでも良いでしょう。

円形のテーブルは座った時に全員の顔が見えて会話がしやすく、家族団欒に最適なダイニングテーブルです。大人数には適応せず、壁付けしにくいという点はありますが、角が無いデザインは優しい印象で圧迫感を感じさせません。

楕円形のテーブルなら角が無い分、長方形の同じサイズよりもコンパクトに感じられます。長方形のサイズ感を保ちながら、円形のようなソフトで優しい雰囲気があります。角が無いデザインはお子様やお年寄りにも安心です。

特徴のあるデザインなら、壁やソファの背などに付けて使用できる半円形も良いでしょう。来客時だけ移動させて座る人数を増やす事ができます。また、三角形のテーブルなら部屋に置くだけで空間に変化を与えられるので、インテリアとしても味があります。

脚のデザインにも様々な種類があります。4本脚の多くは天板の隅に脚が付けられており、安定性に優れています。長方形のテーブルの場合、貫があるデザインのテーブルでは短辺に椅子が入らないので注意が必要です。

2本脚のテーブルは隅に脚がないので、立ち上がったり座ったりする際に脚が邪魔にならずスムーズに動けます。移動の際に椅子を動かす必要がないので、ベンチタイプの椅子を使う場合にも適しています。

席を追加しやすく、人数が増えても対応しやすいのが1本脚のテーブルです。足元の空間がスッキリとしていて、コーナーに寄せて使うのにも向いています。ただし、安定性に劣り、足が伸ばしにくいというデメリットもあります。

機能性に優れた伸長式のテーブルも便利です。天板を折りたたんでおけるバタフライ式、伸長部分を引き出して使うスライド式など使い方にも種類があります。普段は少人数で使い、来客時に使用人数が増える時や、作業場所として広く使いたい時などに対応できます。必要以上に大きなテーブルを購入するより、必要な時だけ大きさを変えられるテーブルを活用するのも良いでしょう。

大きめのセンターテーブルを食卓として床座で使用したり、カウンターテーブルで食事をするのも選択の一つです。床座なら子供も安心して使えますし、少人数で使う場合にはカウンターを利用するのも良いでしょう。リビングダイニングがコンパクトな場合には、ソファーダイニングを採用し、食卓とリビングを合わせた空間として使うのもおすすめです。

ダイニングテーブルにはデザインや機能性以外に、素材や天板の塗装にも様々な種類があります。無垢の木材を使ってナチュラルに仕上げたものや、アクリル・ポリウレタンで塗装してお手入れを楽にしてくれるものなど、それぞれにメリットがあります。家族構成や生活スタイル、インテリアの雰囲気に合わせて住まいに合ったダイニングテーブルを見つけましょう。