リビング階段のメリットとデメリット!暮らしやすい間取りとは?
近年では、リビングの中に階段を設置する「リビング階段」が人気を集めています。
特に子育て世代に人気が高く、新築を検討している人の中にはリビング階段にしたいという要望をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今日は、リビング階段を採用する際のメリットとデメリットについてお話します。
リビング階段のメリット
1.家族間のコミュニケーションが生まれやすい
リビングの中に階段があることで、外出時や帰宅時には必ず家族が過ごすリビングを通ることになります。
自然と家族同士が顔を合わせることになるため、コミュニケーションをとる機会が多くなることが期待できます。
親御さんにとっては、お子さんの外出や帰宅を確認できるとともに、お子さんの様子を観察することもできるため、子育て世代に人気のある間取りです。
2.おしゃれなリビングを作ることができる
階段を上手に取り入れることで、センスの良いリビングに仕上がることも魅力の1つです。
階段を見せるものと考えて、デザインにこだわったものを選べば、インテリアの一部としてお部屋のアクセントにすることができます。
また、オープン階段と吹き抜けを組み合わせれば、明るく広さの感じられる空間になります。
階段の踊り場の横に中二階を作って、子どもたちの勉強スペースにしたり、階段の下に収納スペースを確保したりすることができます。
リビング階段のデメリット
1. 空調の効きが悪い
暖かい空気は上にあがり、冷たい空気は下に降ります。
階段を伝って空気の移動がしやすいため、空調の効きが悪くなる可能性があります。
解決方法は後程記載しますが、なんらかの対策が必要となります。
2. においや音が上階にのぼりやすい
前述の空調と同じですが、階段を介して1階と2階がつながっているため、食事のにおいや生活音が2階に伝わりやすいという点があります。
デメリットに対しての対策方法
吹き抜けの場合
階段上部を吹き抜けにした場合、天井にシーリングファンを取り付けることで空気の移動をある程度コントロールすることができます。
天井につけたファンを回すことで、空調から出た暖かい空気や、においが上昇することを防ぐことができます。
階段の両脇に壁がある場合
オープン階段では難しいですが、階段の両側に壁がある場合は、階段の上り口にロールスクリーンを設置することで、空気の移動を減少させることができます。
空調効率を良くするだけでなく、においや音を軽減する効果があります。
ロールスクリーンは入居後でも設置できるので、事前に階段手前の天井に補強を入れておくことをおすすめします。
また、階段の上り口に扉を設置することも、空気の移動やにおい、音の軽減に効果的です。
最後に
リビング階段のメリットとデメリットについてお話ししました。
お施主様がどのような暮らしをしたいかによって、選択肢が異なることと思います。
憧れのリビング階段を取り入れる際には、対策方法も検討しながら、家づくりをしていきましょう。