住まいの顔になる玄関ドア

住まいにおいて玄関ドアは出入りの為だけでなく、防犯性はもちろん、デザイン性なども兼ね備えておく必要があります。ライフスタイルや家族構成に合わせて、毎日の出入りがスムーズに行えるだけでなく、家の外観の一部としてのデザイン性にもこだわりたいものです。
玄関スペースや用途に合わせて、様々なタイプのドアの中から、住まいに合った玄関ドアを選び出しましょう。

玄関ドアには、大きく分けて開き戸と引き戸があります。
開き戸は押したり引いたりする事で開閉できるドアなので、開口部が広く取れない玄関にも適しています。採光や通風に対応したタイプもあります。
引き戸は左右にスライドさせてドアを開閉するので、玄関スペースを広く使う事ができます。ベビーカーや車いすも楽に出入りする事ができるでしょう。

片開きドアは最も一般的なタイプの玄関ドアです。シンプルな作りで価格が安く抑えられ、カラーやデザインなど種類も豊富にあります。引き戸タイプの片開きドアは、一枚のドアをスライドさせて開閉する為、室内ドアとして採用される事が多いですが、スッキリとした印象に仕上げられます。

両開きドアは二枚のドアを押したり引いたりして開閉する為、両方のドアから出入りができ、玄関を広く使えます。開口部を広く取る必要があり、比較的高価になりますが、豪華な玄関スペースを演出できます。
引き戸タイプでは、二枚のドアを使う引違ドアがあり、両開きドアと同じように玄関スペースを広く使う事ができます。引き戸は開閉がスムーズに行えるので、力の弱い子供や高齢者がいる家庭にもおすすめです。

必要に応じて開口部を広く取れる親子ドアは、普段使う片開きドアと、必要な時に開けられる幅の狭いドアを組み合わせた玄関ドアです。大型の家具の搬入や車いすの出入りなど、開口部を広く使いたい時にも対応できます。高齢になった時など、将来必要になる事を想定して採用するのも良いでしょう。

採光や装飾性を備えた袖付きドアは、ドアの左右どちらか、あるいは両方にガラスを施すことにより、玄関に光を取り入れる事ができます。片袖ドア、両袖ドアと呼ばれ、暗くなりがちな玄関を明るく開放的な空間にしてくれます。片開きドアよりも開口部を広く取る必要はありますが、一味違ったおしゃれな玄関ドアになるでしょう。

住まいの顔となる玄関ドアには様々な種類があり、家族構成やライフスタイル、玄関スペースの大きさによって、それぞれの家に合うドアを見つけていきます。開き戸は断熱性や気密性にも優れていたり、引き戸はスペースを広く使えて開閉も楽にできるなど、玄関ドアの特性を知りメリットを最大限に生かしましょう。
カラーやデザインなども豊富に展開されているので、家の外観とコーディネートしながら、快適に使える玄関ドアを選びましょう。