照明の種類と配置について

1:照明の種類について

照明は、その形や使われ方、設置位置などにより様々な種類がありますが、大きく分けると下記の5種類になります。

  • シーリングライト
  • ダウンライト
  • ペンダントライト
  • ブラケットライト(人感センサー付)
  • 蛍光灯・LED灯

一昔前は、どれも白熱灯や蛍光灯タイプのものでしたが、今は省エネの観点からLEDが主流となっています。図中の記号は、下記となります。

それでは、もう少し詳しくみていきましょう。

■シーリングライト

シーリングライトは、天井に直接設置するタイプの照明です。
高い位置から部屋全体を照らすことができるため、メイン照明として部屋の中央に設置することが多いです。

■ダウンライト

ダウンライトは、天井埋込型の丸型または角型の小型の照明です。
埋込型ですので、天井面がフラットなり、部屋全体の開放感がありますが、照度(明る
さ)が低いため、複数のダウンライトをバランスよく配置するレイアウトが一般的です。
また、ライトの向きを調整できるタイプもあるので、壁の絵画を照らすなど、スポット
ライトのように使用することもできます。
シーリングライトやスタンドライトなどと組み合わせての設置がおすすめです。

■ペンダントライト

ペンダントライトは、天井からコードやチェーンで吊り下げるタイプの照明です。
ダイニングテーブルの上などに吊り下げるケースが多いです。
コードやチェーンで対象物との距離を調節し、比較的距離を近くすることができるため影などができより対象物を際立てる効果があります。部屋全体を照らすというよりも、限られた範囲の空間演出に適しており、カウンターテーブルや小さめのペンダントライトを数個並べて設置するインテリアがおすすめです。

■ブラケット

ブラケットライトは、壁面に取り付けるタイプの照明です。
主に玄関灯や、階段灯、壁の演出などに使用します。
一般的にリビングなどの広い空間では補助照明として設置される事が多く、壁を照らす
ことで、柔らかな陰影を演出することができます。またデザインも豊富ですので、建物
や部屋の雰囲気、壁の材質なども考慮して、機器の選定をするのがおすすめです。

2:配置例

一般的には、部屋の中央の配置が多いですが、リビングなどは複数機器・種類を組み合わせて配置したりもします。

■玄関

  • 外部にセンサー付のブラケットまたはダウンライトまたはシーリングライト
  • 玄関ホールに、シーリングライトまたはダウンライト

(例:ダウンライト)(引用:パナソニック照明機器カタログより)

■廊下

  •  廊下の動線に添ってダウンライト

(例:ダウンライト)(引用:パナソニック照明機器カタログより)

■リビング

  • 部屋の中央にシーリングライト、補助照明としてダウンライト、ブラケット、スタンドライトを配置

(例:シーリングライト)(引用:パナソニック照明機器カタログより)

■洗面脱衣・トイレ

  • 部屋の中央にシーリングライト

(例:キッチンベースライト)(引用:パナソニック照明機器カタログより)

■キッチン

  • キッチン中央にベースライト、シンク上にキッチンライト

(例:キッチンベースライト)(引用:パナソニック照明機器カタログより)

■ダイニング

  • ダイニングテーブル上にペンダントライト、補助照明にダウンライト

(例:ペンダント)(引用:パナソニック照明機器カタログより)

■居室・寝室

  • 部屋中央にシーリングライト

(例:シーリングライト)(引用:パナソニック照明機器カタログより)

以上、設置・配置の一例ですが、照明機器は、種類がとても豊富で、形や色などにより部屋のイメージも大幅に変わってきます。設置後のイメージを膨らませながら検討することがポイントです。